専門学校の学費について知っておきたいこと

専門学校へ通うことを決めたとき、学費がいくらかかるのか、また、いつ支払えばいいのかといったことが気になるという人も多いでしょう。学校へ入学してはみたものの、予想外のお金がかかって学費が支払えなくなるという事態になったら困るからです。

ですので、専門学校の学費に関することをあらかじめ知っておくことはとても重要だと言えるでしょう。

入学金の金額と支払う期間

専門学校に合格した後、一番初めに支払わなければならない費用は入学金です。その金額は、専門学校や各分野によってさまざまだと言えますが、平均的に見ると18万円程度が相場だと言われています。そして入学金の金額が高い傾向にあるものとしては医療系が挙げられ、30万円を超える場合も少なくありません。

しかし同じ医療系でも、看護の場合は入学金が15万円程度と安くなりますし、看護については学費自体も安い傾向にあります。入学金を支払う期間については、合格通知の到着後1週間以内というのが通常だとされていますが、学校によって異なる場合もあるため事前に確認しておくようにしましょう。

そして、何らかの事情によって支払いが遅れる場合に関しては、出来るだけ早い段階で学校窓口などに相談する必要があります。もし、何の連絡もなしに支払い期限が過ぎてしまうと、入学そのものを辞退したとみなされてしまう場合もあるため、十分に注意することが必要です。

また、学校によっては入学金だけでなく、前期の授業料や設備費などの支払いも、入学手続きの時点で行わなければならない場合もあります。必ず確認しておきましょう。

学費の内訳とは

専門学校の学費というのは、いくつかの項目によって構成されているため、その内訳を知っておくことも必要です。1年目に支払う初年度納付金は、先ほど紹介した入学金を除くと、授業料と実習費、設備費の3つで構成されています。

このうち、授業料というのは通常授業である座学の費用であり、実習費は保育実習や調理実習といった通常の座学以外にかかる費用だと言えるでしょう。また、設備費は、学校の建物の維持や運営にかかる費用のことであり、光熱費などもこれに含まれています。

具体的な例としては、理学療法・作業療法の場合だと、授業料が90万円程度で、実習費が24万円程度、そして、設備費が20万円程度となっています。例えば、同じ医療系でも安い傾向にある看護の場合は、授業料が58万円程度で、実習費と設備費がともに5万円程度となっているため、理学療法・作業療法と比べると大きな違いがあると言えるでしょう。

さらに、実習費が最も高額になるのが飲食系の製菓であり、47万円程度かかると言われています。他にも、設備費で高いのが農業系のバイオテクノロジーを扱う分野であり、35万円程度もかかってしまいます。このバイオテクノロジーの分野では、実験室の室温を一定に保つなどの設備を維持管理する費用が高くなってしまうということが言えるでしょう。

初年度納付金と2年目以降の学費

専門学校の初年度納付金の合計は、先ほども見たように分野によって各費用が異なる他、合計費用も大幅に異なりますが、平均的に見ると120万円程度が相場です。そして、2年目以降の学費に関しては、初年度納付金の合計から入学金を差し引いた額がそれに相当するということになるでしょう。

ですので、例えば初年度納付金の合計が120万円で、入学金が20万円だった場合は、2年目以降の学費は100万円ということになります。関連⇒専門学校探し

学費以外にかかる費用とは

専門学校では、学費以外にも必要になる費用があります。それは、テキストや試験等にかかる費用であり、学習の達成度によっても異なりますが、1年間の学費の1割程度かかるのが普通だと言われています。そのため、1年間の学費が120万円だった場合はその1割である12万円程度が必要になるということです。

また、分野によっては、テキストや試験以外にも必要になってくる費用があります。

例えば、調理の分野であれば包丁などの調理器具が必要になりますし、美容の分野であればハサミなどの器具が必要になってくるでしょう。さらに、語学の分野の場合は、海外への短期留学などもあるため、そのコースを選択した場合は留学費用がかかることになります。

こうした、本来の学費以外にかかる費用については、説明会などであらかじめ確認しておくことが重要だと言えるでしょう。

夜間部の専門学校の費用について

専門学校は昼間に通うのが普通ですが、夜に通うことが出来る夜間部が併設されている場合も多くあります。したがって、働きながら学校に通いたいという場合に便利だと言えるでしょう。しかも学費に関しても、夜間部は昼間部と比べて3割程度安いケースが多いと言われているため、お得になります。

ですから、出来るだけ経済的な負担を減らしたいという場合は、昼間に働きながら学校へ通える夜間部も検討してみるとよいでしょう。専門学校に通うとなると高額なお金が必要になりますし、特に、親元を離れて通う場合は生活費も余計にかかってしまうため、そうした全体の費用を考えて、夜間部を選ぶ人も多くいると言われています。

学費の負担が減らせる奨学金制度について

専門学校では、大学と同じように奨学金制度を利用すること可能です。そのため、学費の支払いが経済的に難しい場合や、経済的な負担を減らしたい場合に検討してみることをお勧めします。奨学金の種類としては、国や地方自治体が行っている公的なものや、民間のものがあります。

そして、奨学金のタイプとしては、後で返還する必要のない給付型と、卒業後に返還しなければならない貸与型の2種類が一般的です。さらに、貸与型には、利息が付くものと無利息のものがあります。ただし、国が運営している奨学金については、全て貸与型になっているのが特徴で、それは、無利息のタイプと利息が発生するタイプになります。

また、地方自治体が運営しているものに関しては、自治体によってタイプが異なっているため、お住まいの地域ごとに確認することが必要です。なお、民間のものについては、学生を支援することを専門に行っている団体や民間企業などさまざまな奨学金があります。

その他、公的・民間以外にも、専門学校で独自に奨学金制度を設けているところも多くあり、こちらも給付型と貸与型どちらかの利用が可能です。